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2004/07/12

ウシャコダのライブへいってきた

 今から20年ほど前、R&B,ブルースにハマッていた友人たちとウシャコダのライブに通っていたことがある。渋谷のLive Inn82、新宿ロフト、ツバキハウス、クロコダイルなどで彼らの熱いライブを見た。 84年9月のライブを最後にウシャコダは解散してしまったが、それから20年間、一番好きなバンドはと聞かれれば「ウシャコダ」と答えてきた。
 そんなウシャコダのホームページを見つけたのは2年ほど前のことだ。何と今でもたまに松戸方面でライブを演っているらしい。「いいなぁ。同窓会っぽいノリで楽しんでいるのだろうなー」ぐらいに思っていた。そして5月の初めに20年ぶりにウシャコダのライブを見にいった動機は懐かしさが半分だったかも知れない。
度肝を抜かれた。肉体は20年分老いながらも昔より確実にパワーアップしたウシャコダがそこにいた。

 そして昨日再び、ウシャコダのライブにいってきた。
 ライブハウス、OLINZは、千葉県松戸市の馬橋という小さな駅のそば、住宅街の小さなビルの地下にある。ステージから一番後ろの客まで数メートルしかない小さなハコだ。

 1曲目は悪乗り全開の「アッフリカー ウッシャコダー」から。80年台に通っていたころには聴いた記憶が無い。おそらくデビュー当時のオープニング曲だったのではないだろうか?決意が感じられるオープニングである。ちなみに、自分が見に行っていたころはBilly Prestonのオルガン・ナンバーで幕が開けることが多かった。いつかこちらのパターンも聴いてみたい。
すかさずタイトな「Something you Got」へ。ビシバシと切り込むスネアがキモチ良い。
「Mercy Mercy」「Let the good time roll」に続き、先日亡くなったレイ・チャールズの「ハレルヤ・アイ・ラブ・ハー・ソー」もウシャコダの定番曲だ。追悼MCに続き、レイ・チャールズに成りきって「Wha'd I say」を、若山氏のキーボードに乗せられて急遽「わが心のジョージア」を歌う。
 そしてサザンソウルのバラードを1曲。曲名忘れました。なんか「Please don't take my sun shine away」とかいうサビだったような気がするけどGoogleでHitしないので違うかも。
「ウー・シュビ・ドゥビ」に盛り込まれた曲は「Shining star」あたりは良いとして、ベースの永福氏のリフから誰も曲に入れなかった「Get up Stand up」、キーボードの若山氏始まりで「 I shot the sherif」、ギターの中村氏は「 Burn」、そして「 Highway Star」は全曲。このコーナーは、前回5月にはオーティス・レディング・ナンバーばかりだったのだが、今回は高校生バンド真っ青のなんでもアリ選曲だ。全く打ち合わせ無しでよくやるよなぁ。ボロボロになりつつもお約束の「レイラ」で締め。

 休憩をはさんで「きんさくカッポレ」でディープ千葉に連れて行かれ、TV番組で使われたこともあるアップテンポの「Hey, hey, hey」そして6/8の「Just One Night Stand」はややスローに渋く演奏され今夜のベストナンバーか。
国内盤としては極めて高音質だった81年の自主制作シングルからAB面連続攻撃「Memphis Tennnessee」「Every day Every night」これは効きます。
「カモナ・ウシャコダ」では平均年齢高めの客席を総立ち&ジャンプさせ私もたまらずジャンプしちまって、きっと近所の家も揺れちゃってる可能性大で既に前回苦情が来ているのかジャンプ回数は少なめ。
「Woke up this morning」はEast West出場時以来のレパートリー。50年代製のビンテージ・プレシジョンベースが宙を舞い、MusicManのSaber(?)が墜落する。4ビートの中に仕掛けられたキメが決まりまくる。

「一旦ひっこんでも意味ないだろ」とのヴォーカル藤井氏の合理的発言のもと、続いてアンコールへ。
「アイドン始まり若山氏のマジカルピアノイントロ付」で「Ain't no body's buisiness (If I do)」これこれ。これだよこれ。5月には演らなかったので20年ぶりに生で聴きます。感激。
最後は「何年たっても」。何年たっても忘れはしない。そんな何かがあなたにはありますか?俺はある・・かな?うーん。ウシャコダを聞けば思い出せるかも。

 20時ごろに始まったライブが終わったのは23時過ぎ。
 「ウーシュビ~」での脱線プレイを引きずってか、2部も若干荒さが目立ったものの、パワー溢れる演奏に、客のパワーが知らぬ間にアップしていくウシャコダ・マジックは健在だった。
 新日本橋に焼き鳥屋をオープンしたというキーボードの若松氏ほど楽しそうに楽器を弾く男を私は他に知らない。いつか是非レスリー付きB3とグランドピアノで聞いてみたい。サウスポーセットを叩くドラムの伊野氏、完全に魂がドラムと一体化して別の次元にいっちゃってる感じです。中年男なのに凄杉。半田付けを研究しアイロンからギターまで扱うリペアショップを開くという中村氏のギターは以前より確実に鋭さとフレーズの深みを増している。恵福氏の安定したベースは不変だが、コーラスが上手くなっているのを聞き逃してはいけないだろう。そして藤井氏のヴォーカルが日本一なのは当然として、本当に凄いのはステージに立つ人間としての姿勢だ。客と馴れ合った腑抜けたトークや、虚勢を張った白々しい煽りとは100万光年くらい違うプロの語りと芸がそこにある。

 そしてウシャコダの奏でるR&Bスタンダードは凡百の懐メロバンドのそれとは全く違う輝きを放ち続ける。
 再びウシャコダのライブに通い続けることになりそうだ。

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コメント

ウシャコダでググったら、あんたの所に来たべ。今でもやってんのか、スンゲェなぁ。おらは、ライブに行った事かねぇけんど、田舎デスコ(B面は愛の水中殺)のEPレコード買ったのを今でも大事に持ってんだいね。今度、機会があったら見に行きたいと思ったんだいね。

投稿: 北関東オヤジ | 2014/01/29 02:40

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